子どもの学ランのズボンの裾上げに、裾上げテープを使いました。
ズボンの裾が短くなってきたので、少し丈を伸ばしたくて剥がそうとしたのですが、どうすればよいのかわかりませんでした。
裾上げテープの剥がし方を調べてみると、アイロンで外すはがし方や、のりが残ってしまった時にはエタノールで剥がす方法もあり、どれを試せばよいのか疑問に思いました。
そこで実際にやってみましたので、おすすめの方法を紹介します。
裾上げテープを外す剥がし方は?
最初に、止めてある部分を剥がすには、接着剤を柔らかくするためにアイロンを使います。
アイロンを ドライにして、裾上げテープでとまっている部分に当て、熱くなっているうちに剥がします。
アイロンの熱さは、下のように素材によって合わせます。
天然繊維(ウール・綿など) | 中(約150度) |
合成繊維(アクリルなど) | 低(約120度) |
注意点は、
ということです。
熱いので、割り箸などで押さえて、剥がすのをおすすめします。
また、生地を痛めないように ゆっくりと、かつ冷える前に素早くはがすということが必要です。
焦って全体を一気にやろうとせず、アイロンを1個所あてたら、その部分だけはがして、少しずらして隣の部分にアイロンをあてる、と繰り返していくとうまくできます。
一度剥がした部分をもう一度加熱してしまうと、またくっついてしまいますので、そこはアイロンが当たらないようにします。
裾上げテープを外した後は、このようにのりが残ってしまいます。
次は、残ったのりの剥がし方です。
剥がした後・失敗した時の裾上げテープののりのはがし方は?
剥がした後や、失敗してしまった時の裾上げテープののりの剥がし方は次のようなものがあります。
実際にやってみて、よかった順に説明します。
広告チラシとアイロンを使う方法
この方法が一番楽に、きれいに取れました。
アイロンがあるなら、こちらの方法がおすすめです。
このような、 つるつるした厚めのチラシを適当な大きさに切ります。
3枚ほど切って用意しておくと便利です。
↓
布の上に置き、ドライでアイロンを10秒あてます。
↓
1回やっただけで、だいぶ取れました。
↓
紙を変えて3回繰り返すと、きれいに取れました。
つるつるしていない、普通のうすい広告でもやってみました。
↓
3回やってみたら、だいたいは取れました。
ほんの少し残っているので、つるつるした厚い広告があるなら、そちらを使った方がよいです。
↓
消毒用エタノールでの剥がし方
消毒用エタノールは薬局で売っています。
↓
別な布に消毒用エタノールを含ませ、たたくようにしてとるか、
↓
直接スプレーして歯ブラシでこする方法があります。
↓
どちらの方法でもキレイに取れます。
↓
次のように、用途で使い分けると良いと感じました。
布でたたく方法 → デリケートな生地の時
歯ブラシでこする方法 → 丈夫な生地の時
歯ブラシだと短い時間で、あっという間に取れますが、カスのような粉が出ます。
歯ブラシでこすりますので、デリケート素材の生地には注意が必要です。
また、裾上げテープが超強力タイプのテープの場合、接着剤の材質が違うため、消毒用エタノールでは取れないことがあるようです。
その場合は、クリーニング店に相談が必要です。
ネットでは、除光液で取れるという話があったのでやってみましたが、除光液では全く取れませんでしたので、おすすめしません。
不要な布とアイロンを使う方法
この方法は、私が持っている裾上げテープの説明書に書いてあったので、やってみました。
のりの上にいらない布を当てて、ドライでアイロンを10秒あてます。
↓
布のきれいな部分にずらして、5回繰り返しましたが、完全には取れませんでした。
左側が布を使った場合、右側がつるつるした広告をつかった場合の比較です。
つるつるした広告を使った方が、すっきりと取れています。
↓
布だと繊維のでこぼこがあるので、完全に取り切れないのかなと感じました。
まとめ
裾上げテープを剥がすには、まずアイロンをドライであてて、そっと剥がします。
残ったのりは、
・つるつるした広告を使う
・消毒用エタノールを使う
方法で取り除くことができます。
お読みいただきありがとうございました。