洗濯物を干している途中で、ふとワキガのような臭いがすることがありますよね。
洗ったはずなのに、どうしてこんな臭いがするんだろう?と、私も疑問に思っていました。
私のTシャツのワキの下が原因かしら?と、くんくん嗅いでみたり。。
調べてみたら、なんとプラスチック製ハンガーの劣化が原因だとわかりビックリ!
我が家のハンガーは大事に大事に使っていて、洗濯ばさみを交換しまくっており、色とりどりになっています(笑)
詳しく知りたくなり、臭いを消す方法があるのかなど、調べてみました!
Contents
プラスチック製ハンガーからワキガのような臭いがする原因は?

プラスチックの種類は多く、30種類以上あります。
洗濯用ハンガーや洗濯バサミに使われているのは、
・ポリエチレン
・ポリプロピレン
という原料が多いです。
この「ポリエチレン」や「ポリプロピレン」には「ポリオレフィン」が含まれています。
臭いが発生するまで
「ポリオレフィン」が、光や紫外線によって劣化する
↓
樹脂の分子が切れ、切れた部分に酸素がくっつく
↓
一部分が「カルボン酸」という物質に変化する
↓
臭いが出てくる
ハンガーが劣化した時に出ているのは、カルボン酸の臭いなのです。
ハンガーや洗濯ばさみだけではなく、ポリエチレンやポリプロピレンでできているものは、光による劣化により臭いが出ます。
屋外に出しっぱなしのごみ箱などが、ポリエチレン製やポリプロピレン製なら、劣化すると臭いが出てくるということです。
では、この臭いをなくす方法はあるのでしょうか?
プラスチックの劣化による臭いを消す方法はあるの?
ネット上では、この臭いを消す方法としていろいろ上がっています。
やってみたけど効果がなかった、とか、一時的には効果がある、などさまざまです。
どのような方法があるのかと、実験できるものは試してみた結果を書きますね。
※は私が試してみたものです。
効果のある順から並べました。
品名 | 方法 | 結果 |
オキシクリーン | 6時間漬け込み | 1ヶ月間は効果あり。その後臭いが再発 |
※重曹 | 重曹液に6時間漬け込み | 1ヶ月間は効果あり。その後臭いが再発 |
※ファブリーズ | スプレー後ふきとり | 効果なし |
※塩素系漂白剤 | 濃いめの拭き取り用液で拭き取り | 効果なし |
※アルコール | スプレー後ふきとり | 効果なし |
シャワー | シャワーで流す | 効果なし |
確実に落とす方法は無いですね。
では、臭いがつかなくなる予防法はあるのでしょうか?
プラスチックの劣化による臭いの予防法はあるの?
屋外での日光や、部屋の中でも日の光に当てないことで、劣化する時間を遅くすることができます。
とは言っても、ハンガーですので、日の光に当てないわけにはいきませんね。
せめて気をつけるとしたら、洗濯物が乾いたら、ハンガーごと取り込んで、ハンガーを年中屋外に出しておかない、ということです。
日に当てなくても劣化は進みますので、完全に予防することはできません。
臭い取りをしても、あまり効果が期待できない上に、予防法もないとなると、臭いはじめたら買い替えを検討するとよいでしょう。
臭いを取りながらまだ使えるかもしれなせんが、臭いがするということは劣化が進んでいるということですので、壊れはじめるのも時間の問題です。
ハンガーの素材は様々ですが、どのようなハンガーに買い換えればよいのでしょうか。
我が家も、買いかえることにしましたが、どんなものを買ってよいかわかりませんでしたので、次で説明します。
次はどんなハンガーに買い替える?
ポリエチレン・ポリプロピレン製のハンガーの他に、どんな商品があるのか調べました。
・ポリエチレン・ポリプロピレン製
・オールポリカーボネイト製
・アルミ製
・ステンレス製
の順に説明します。
ポリエチレン・ポリプロピレン製
全体がプラスチック製で、劣化すると全体から臭いが発生します。
値段は一番安くなっていますので、気軽に買うことができます。
例えば、このような商品があります。
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オールポリカーボネイト製
ポリエチレン・ポリプロピレン以外のプラスチック素材で、「ポリカーボネイト」というものがあります。
これは、工業用のプラスチック素材で、ヘルメットや自動車部品などにも使われており、衝撃に強い素材です。
また、紫外線や雨、温度や湿度の変化による劣化に強くなっています。
オールポリカーボネイトで出来ている角ハンガーが販売されています。
ただし、値段が少し高いです。
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アルミ製
フレームのみアルミ製になっており、ピンチはポリエチレン・ポリプロピレン製の商品がほとんどです。
フレームが耐久性があっても、ピンチが劣化してくると、臭いが発生し、割れてきますので、交換が必要です。
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ステンレス製
日に当たっても耐久製があり、半永久的に使えます。
見た目もおしゃれです。
私は試しにこちらの商品を買って使ってみましたが、ピンチ部分が若干小さく感じました。
プラスチック製のピンチをずっと使っていたせいで慣れていないのもあるのかもしれませんが、最初はピンチが小さくてつかみずらい感じでしたが、しばらくしたら慣れました。
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32ピンチ付きの角ハンガーで
・耐久性
・値段
・重さ
を比較してみました。
材質 | 耐久性 | 価格(税抜) | 重さ |
ポリエチレン・ ポリプロピレン |
✕ | 880円 | 358g |
ポリカーボネイト | △ | 2,465円 | 617g |
アルミ (フレームのみアルミ) |
✕ | 1,650円 | 417g |
ステンレス | ○ | 1,469円 | 735g |
次に買うハンガーの選択肢は
・ポリエチレン・ポリプロピレン製のものを頻繁に交換して使う
・価格の高いステンレス製を購入して買い替えしない
・ポリカーボネイト製を購入して、交換の頻度を少なくする
の3つです。
我が家は、浴室乾燥機を使っているので、かなりの温度差があり、ハンガーにとっては過酷な環境かもしれません。
以前、息子の習い事で通っていた教室に行くと、いつもワキガみたいな臭いがしていました。
先生が、原因なのかな。。と思っていましたが、それはたぶん劣化したプラスチックの臭いだったと気が付きました。
そういう勘違いも発生しますので、プラスチックの劣化による臭いには気をつけた方がいいですね。