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フリーターだと何が悪いの?ダメな理由や何が問題でだめなのかについて考察しました!

フリーターのダメな理由
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このところ、高校生の娘が将来の仕事について考えています。
ある時、娘から、
「フリーターだとダメな理由は何なの?」
という質問をされましたが、私は答えられませんでした。
親も学校も、学校を卒業したら正社員で就職する、ということを当たり前のように勧めますし、社会も正社員が一番!という風潮です。
でも、ニュースでは、残業がとても多い企業のことを伝えていますし、娘のバイト先には、就職してすぐ会社を辞め、バイト先に戻ってきた子もいます。
娘は、そういった事を見聞きする中で、どうして正社員が良くて、フリーターの何が悪いと言われるのか、疑問に思ったのでしょう。

一般的に、フリーターの何が問題だと言われるのか、果たして本当にそうなのか整理して考えてみたいと思います。
また、フリーターのメリットや、おすすめの働き方についても説明します。

フリーターだと何が悪いの?一般的に言われるダメな理由や問題は?

一般的に、フリーターが正社員と比べてだめと言われる理由については、次のようなものがあります。

社会的信用がない
労働時間で給与が左右され不安定
収入が増えない
社会保険に加入できない場合は補償がない

私が重要度が高いと思う順番に、紹介していきます。

社会的信用がない

フリーターのダメな理由
ツイッターで調べてみたところ、フリーターは信用できない、という声が大多数です。
もちろん、まじめで信用できるフリーターの方ももちろんいます。
しかし、全体的にはイメージが悪い印象を持ちました。

・ツイッターの実際の声
・フリーターのイメージが良くない理由
・フリーターの信用のなさで困ること
について順に説明します。

フリーターの信用についての声

ツイッターの声を紹介していきます。

フリーターで長続きした人を見たことがないので、信用できないという声があります。

「若いフリーターは信用出来ない」って嘆いている店長に同感とのことです。

面接でフリーターが来る度に不信感を持つようになる、ということは、多くの信用できない人を見てきてそうなってしまったのでしょう。

フリーターは社会的信用が本当に無いから その場しのぎ以外では絶対ならない方がいい、とのアドバイスの声です。

採用を担当していた方の声です。
バイト歴ばかりの人は、努力できない人、 人として難がある人だと感じてしまうそうです。

フリーターと社会人両方経験した方のコメントです。
唯一社会人になって得たのは「社会的信用」で、世の中は信用で動いている、ということを実感されています。
実体験なので、重みがあるコメントです。

こちらは反対意見です。
正社員=信用できる
フリーター=信用ない
は的外れで、人生や働き方や稼ぎ方を考えてフリーターを選択してる人の方がよっぽど信用できる、との意見です。

フリーター否定派・肯定派のいろいろな意見がありますが、信用できないという意見の方が多く、全体的にはイメージは良くありません。



フリーターのイメージが良くない理由

フリーターはだめなのか
イメージが良くない理由を、正社員と比較する表にまとめました。

正社員 フリーター
雇用期間 長く働くことを前提 短期間を前提
勤務時間 会社の指定する時間 自分の都合で決定
スキルアップ できる できる機会が少ない
責任 多い 少ない

フリーターは、勤務の期間や時間で自由度が高く、正社員と比べると責任も少ないため、仕事に対する意識はどうしても正社員より低いと取られがちになります。
また、スキルアップできる機会が少ないことも、働く上での意識が低いと思われてしまう原因となります。

フリーターの信用のなさで困ること

フリーターについて、信用がないと感じる人が多いため、損をする場面が多くなったり、やりたいことができない可能性があります。

【恋愛や結婚】
フリーターのダメな理由
特に女性は、結婚相手に財力や安定を求める場合があります。
結婚したい男性は、雇用が不安定なフリーターでは不安に思われ、不利な場合が多くなります。
また、結婚したい相手が現れた場合、相手の親に安心して認めてもらうためには、フリーターという立場では厳しいです。
さらに、結婚して家庭を持っていることも信用の材料の一つとなりますので、年をとってきた時、結婚できていないとさらに信用を得られないということになります。

【アルバイトは職歴として見てもらえない】

フリーターのダメな理由
アルバイトの経験は、履歴書において「職歴」として見てもらえません。

理由は、正社員の方が責任のある仕事を任され、求められる能力も高くなりますが、アルバイトはスキルアップする機会が少ないためです。

職歴は、自分のスキルの証明になり、信用に繋がります。
正社員を目指したい時に、アルバイト経験しかないことは、何か問題があるのかも、と信用を得られないことがあります。

【アパートやローン・クレジットカードの審査】
フリーターのダメな理由
これらには、月々の支払いがきちんと行われる見込みがあるのか、審査があります。
フリーターは雇用が安定しておらず、支払い能力において信用がありませんので、お金がからむこれらの審査に通りにくい、と言われています。
住むところを選びたい時や、少し大きな買い物をしたい時に困る可能性があります。

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労働時間で給与が左右され不安定

フリーターのダメな理由
フリーターは時給制のため、働いた時間分の給与を受け取ります。

例えば業務が少なくなり、 時間数を減らされてしまうと、給料が減り困ってしまう、ということが起こります。

特にフリーターの一人暮らしだと、毎月の家賃・光熱費などの支払いがあるため、お金が足りなくなると死活問題となります。

会社から時間を減らされることがない場合でも、手取り金額を減らしたくないという場合は、長期休暇を取りにくくなります。

また、フリーターより正社員の方が解雇しにくいため、会社が人を減らしたくなった場合、先に切られるのはアルバイトです。
ここも、フリーターが不安定な理由です。

ツイッターで切実な声がありましたので紹介します。

職場が短縮営業になり、勤務時間が減り給料も減る状況で困っています。

こちらはご本人ではありませんが、ディズニーの休園に関して、 働いているフリーターを想像してゾッとした。と言っています。

一人暮らしで手取り15万あたりのフリーター生活してると、 「生きながらえるだけで精一杯だ…」ってことを身をもって実感します。と言われています。
この状態で、仕事が少なくなったり、無くなってしまったら、大変です。

これに対し、正社員は月給制のため、その月の労働時間に関わらず、毎月同じ金額を受け取ります。
この違いはかなり大きいものです。

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収入が増えない

フリーターのだめな理由
フリーターは収入が増えないと言われます。
そのことについて、
・なぜ収入が増えないのか
・収入が増えないと良くない理由
の順に説明します。

なぜ収入が増えないのか

フリーターには、正社員のように定期的に昇給する制度が無いため、収入が増えないと言われます。

日本では戦争後、年功序列制度というシステムができ、勤続年数や年齢に基づいて、給料や役職を上げる慣習が続きました。
これは、年を取れば、その人の能力や技術が上がっていく、という考え方に基づいています。

この年功序列がある正社員の場合と比較して、フリーターは収入が増えていかない、と言われます。

正社員も若い頃は給料が少ないため、若い頃については正社員でもフリーターでも、もらえる金額は大差ないのですが、 年を取ってからの収入に大きな差が生まれます。
これについては、下の厚生労働省の資料をご覧ください。

【1時間当たり収入の比較】
フリーターだと何が悪い?
出典:厚生労働省パンフレット「正社員?フリーター?何が違うの?」
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000105821.pdf

さらに、フリーターのまま年をとると、収入が減る可能性さえもあります。
理由は次の2つです。

・年齢が上がると採用されにくくなる(企業は同じ仕事だったら動ける若者の方を選ぶ)

・年を取ると、若い頃のように動けなくなるので、勤務時間を減らすことになり収入が減る

収入が増えないどころか、収入を維持するのも大変かもしれません。

会社によっては、フリーターのスキルアップを重視しているところもあります。
そういったところで頑張ると、スキルも信用も得ることができます。

例えば、ブックオフには、時給アップや正社員登用のしくみがあります。
詳しくは、こちらからご覧になれます。

ブックオフ:パートアルバイト求人情報
https://arubaito-bookoff.jp/jobfind-pc/

収入が増えないと良くない理由

フリーターのダメな理由
収入が増えないと良くない理由は、長い人生ではお金があった方が、やりたいことを楽しめる可能性が広がるからです。
上で紹介したツイートのように、日々の暮らしに精一杯だと、生活を楽しむ余裕がありません。

特に、結婚して子育てもしたい場合、子育てにはとてもお金がかかります。
お金が原因で子どもを持つことをあきらめる人もいます。

こちらのベネッセのページでは、子ども1人当たりの出産から22年間の養育費は平均総額約1,640万円かかると言っています。
詳しくは、こちらからご覧ください。

ベネッセ教育情報サイト【保存版】子育てにかかる費用のすべてを解説します
https://benesse.jp/kosodate/201509/20150910-2.html

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社会保険に加入できない場合は補償がない

フリーターがダメな理由
けがや病気などで働くことができなくなった時、社会保険に加入していないと、 補償を受けることができず、無収入となります。

社会保険に加入していれば、最大1年6ヵ月を限度に「傷病手当金」をもらえます。

傷病手当金についての詳細は、こちらからご覧ください。

全国健康保険協会・病気やケガで会社を休んだとき
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat310/sb3040/r139/

社会保険とは、会社などに雇用されて働く人が入ることができる制度で、
・厚生年金保険
・健康保険
のことを指します。

社会保険に入るためには、
1)会社自体が厚生年金保険・健康保険適用事業所であること
2)社会保険の適用範囲の条件に当てはまること
が必要です。

それぞれの確認方法は下記の通りです。

1)「会社自体が厚生年金保険・健康保険適用事業所であること」の確認方法

・求人案内に「社会保険適用」というような記述があれば適用している
または
・こちらのページで検索が可能

日本年金機構・厚生年金保険・健康保険適用事業所情報を検索できます。
https://www.nenkin.go.jp/jigyosho/kensaku/jigyoshokensaku.html

2)社会保険の適用範囲の条件は、次のようになっています。
(2020年3月現在)

・1週間に30時間以上勤務する人

・1週間に20時間以上勤務する人で次に該当する人
1)月額賃金8.8万円以上
2)1年以上勤務の見込みがある
3)学生でない
4)従業員が501人以上の会社または、500人以下でも労使で合意があること

社会保険の適用範囲の条件についての詳細は、こちらの政府広報オンラインのページよりご覧ください。

政府広報オンライン・パート・アルバイトの皆さんへ・社会保険の加入対象が広がっています。
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201607/2.html

また、社会保険に加入すると、会社が保険料を半額負担してくれるため、少ない支払い金額で補償をしてもらえ、年金が増額されます。

健康保険・厚生年金保険料の金額は、こちらからご覧になれます。

全国健康保険協会・都道府県毎の保険料額表
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat330/sb3150/

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次は、フリーターは本当にそんなにだめなのか?正社員なら安心なのか?について考察します。



フリーターは本当にそんなにだめなのか・メリットは?正社員なら安心なの?

最近は、考え方や働き方が多様化してきていますので、フリーターが問題で、正社員が正しい、とは一概には言えません。

・フリーターは本当にそんなにダメなのか・メリットは?
・正社員なら安心なの?
について説明します。

フリーターは本当にそんなにダメなのか・メリットは?

フリーターがダメな理由

フリーターは、 自分のことを大事にできる働き方だといえ、ダメということではありません。
フリーターにも大きなメリットがありますので、紹介します。

【勤務時間の調整ができる】

フリーターは勤務時間の調整ができますので、好きな時に働けることは、最大のメリットです。
仕事以外の時間を、やりたいことや勉強に使うことが可能です。
勉強してスキルアップすれば、収入や信用を増やすことも可能です。
長時間満員電車に乗り、遠くまで出勤する正社員にはなかなかできないことにも挑戦できるでしょう。

【一つの仕事や職場にこだわらなくて良い】

もし自分が仕事や職場に合わないと感じたら、辞めやすいのも大きなメリットです。
正社員は辞めにくいため、頑張りすぎて心や体を壊してしまう人は本当に多くなっています。
辞めやすくはありますが、辞める時は最低限1ヶ月前には言うようにするのがマナーです。

正社員なら安心なの?

フリーターがダメな理由
正社員なら安心なのかというと、そういうわけでもありません。

理由は次のようなことです。
・正社員でも給料が増えない場合がある
・終身雇用制度は変わりつつある
順に説明します。

正社員でも給料が増えない場合がある

正社員なら、必ず収入が増えていくとは限りません。

「正社員は年に1回給与を上げなければならない」
などと法律で決められているわけではないため、会社の方針によっては全く給料が上がらない場合もあります。

就職活動をする際には、昇給してくれる会社なのか、そうではないのかの確認が必要です。

詳しくは、こちらからご覧になれます。

リクナビNEXT:10年間勤めていますが昇給も賞与も全くありません。違法では?
https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/qa/1576/

終身雇用制度は変わりつつある

入社できたら安心だと思われていた大企業でも、人員削減をしている会社が多くあります。

これからは、同じ会社で定年まで働く時代ではなくなってきています。

詳しくは、こちらでご覧になれます。

日経ビジネス:再来した大リストラ時代と「雇用流動化」礼賛の幻想
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00118/00044/?P=1

では、どうしたらよいのでしょうか。
次は、おすすめの働き方について説明します。



おすすめの働き方

HSPに向いてる仕事

終身雇用も変わり始め、働く場所に安定を求めてはいけない世の中になってきています。

そんな中でおすすめの働き方は、パラレルワーカーとして働くことです。

パラレルワーカーとは、2つ以上の仕事を持つ人のことを指します。

一つの仕事に頼っていると、その仕事や会社がなくなってしまった時、とても困ることになります。

そんな時、もう一つ収入源があったら安心です。

パラレルワーカーのポイントは、「本業+副業」ではなく
「本業+本業」
として考えることです。
どの仕事が欠けても、大丈夫くらいに収入がある状態を目指します。

形としては、

・会社員+アルバイト
・会社員+個人事業
・アルバイト+アルバイト
・アルバイト+個人事業

というように、さまざまですが、会社員をやりながら、ブログやYoutubeなどをやっている人が多く見られます。

今はクラウドソーシングで家で仕事をすることもできます。

クラウドソーシングのサイトに登録をすると、仕事の受注ができます。
簡単な仕事から、専門的な仕事までさまざまな仕事を選ぶことができます。

こちらから、クラウドソーシングの代表的なサイトをご覧になれます。



クラウドソーシング「ランサーズ」で仕事を見てみる

日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」


一般的に、フリーターが正社員と比べてだめと言われる理由については、次のようなものがあります。

・社会的信用がない
・労働時間で給与が左右され不安定
・収入が増えない
・社会保険に加入できない場合は補償がない

しかし、自分や時間を大切にできるという点では、フリーターは正社員よりも優れた働き方です。

お読みいただきありがとうございました。

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