我が家では、子どもの離乳食がきっかけで生協のパルシステムに入り、もう十数年間お世話になっています。
子どもや、特に赤ちゃんには、なるべく安心なものを食べさせたいものですね。
パルシステム「和風だしの素かつお風味」を離乳食にいつから使えるのか?
また原材料は安全なのか、疑問に思う方がいるようなので、調べてみました。
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パルシステム「和風だしの素かつお風味」を離乳食にいつから使える?

パルシステム「和風だしの素かつお風味」を離乳食に使えるのは、9ヶ月頃からです。
おとなの料理からの取り分けができるようになったら、薄味から始めます。
薄味の目安は、おとなの1⁄3くらいです。
詳しくは、パルシステム公式サイト「palsystem子育て123」のこちらの記事をご覧ください。
→市販のだしや料理ソースを使ってよいのでしょうか?(https://kosodate.pal-system.co.jp/qa)
パルシステム「和風だしの素かつお風味」の原材料は安全?

パルシステム「和風だしの素かつお風味」の原材料は次のようになっています。
•デキストリン
•食塩
•酵母エキス
•砂糖
•風味原料(鰹節粉末、カツオエキスパウダー)
•魚醤パウダー(魚介類)
•アルファ化でん粉
化学調味料などの添加物は入っていません。
わかりにくいものを順に説明します。
•デキストリン
•酵母エキス
•カツオエキスパウダー
•魚醤パウダー(魚介類)
•アルファ化でん粉
デキストリン
デンプンを消化しやすいように分解したものです。
食品添加物ではなく食品に分類されます。
使う目的はいろいろあり、
•市販の離乳食のとろみ付け
•凍結乾燥食品の形状を保つ
•粉末食品をサラサラで均一の状態に保つ
など、幅広く使われます。
こちらは安全性には問題ないようです。
酵母エキス

こちらも、食品添加物ではなく食品に分類されます。
ビール工場から出る使用済みの酵母(タンクの底に沈んだビールのかす)など、
もともとは産業廃棄物だった食品の残りが原料です。
酵母エキスは、この残りに含まれるたんぱく質に、酸や酵素などを加えてアミノ酸を作り出してつくった調味料です。
旨味をつけるために使われます。
ネット上では、酵母エキスの安全性については、否定的な意見も多く見られます。
•精製処理をしていないため、食品に分類されるため食品添加物とは定義されていないが、精製の一歩手前の物質で、化学調味料と言っても差し支えない。
•「化学調味料不使用」と言っている商品でも「酵母エキス」が使われていたら要注意です。人為的にたんぱく質をアミノ酸に変え、調味料のように使えるようにした、体には良くない食品です。
酵母エキスを使用していることについて、パルシステムに問い合わせてみました。
次のような回答をいただきました。
酵母エキスが気になるので材料から抜いてほしい、というご要望は実はたくさんいただいています。
パルシステムでも、酵母エキスは旨味を感じる部分に作用するため、使わないにこしたことはない、という考えです。
しかし、現状で酵母エキスを使わない商品を作ったとしたら、おいしくない、と言われてしまいます。
そのために、やむなく現在は味を整えたり、素材の味を補うという目的で、必要最小限で使用しています。
酵母エキスのかわりに味を補うようなものを探していますが、なかなかないというのが現状です。
メーカーにも協力をお願いして、酵母エキスを使わずに済む方法を模索中です。
また、分解の際に分解しきれなかった蛋白質が原因で、まれにアレルギー反応を起こすケースがあるらしいので、注意が必要のようです。
カツオエキスパウダー

かつおを乾燥させ微細な粉末にしたものです。
魚醤パウダー

魚醤(ぎょしょう)とは、中国南部から東南アジア一帯で作られている調味料です。
魚を塩と共に漬け込み発酵させたものから出た液体成分が魚醤です。
特有のにおいがありますが、濃厚なうま味があります。
アルファ化でん粉

でん粉に水を加えて加熱し糊状になったものを、乾燥したものです。
水に溶かすと糊状の液に戻ります。
増粘や保水の目的で使われます。
安全性には問題ありません。
次は、塩分量についてです。
パルシステム「和風だしの素かつお風味」の塩分量について

塩分量は、スティック1本(6g)あたり1.4gです。
スティック1本で味噌汁4人分のだし汁が目安です。
パルシステム「和風だしの素かつお風味」を離乳食に使えるのは、大人からの取り分けができるようになる9ヶ月ころからです。
原材料は安全なのかについては、添加物は入っていません。
ただし、酵母エキスが入っているので、気になる方は注意が必要です。
お読みいただきありがとうございました。