私はすごくなめこが好き!というわけではありません。
買い物に行ってもつい目に止まらないため、なかなかなめこは我が家の食卓にはあがりません。
そこで、今回はマンネリ化を反省して、なめこを買ってみました。
普段ほとんど使わないため、使い方がよくわからず、調べてみました。
なめこはそのまま生食できるのか?
なめこの下ごしらえや、安全な調理方法についても説明します。
Contents
なめこはそのまま生食できる?
なめこはそのまま生食はできません!
なめこが入っている袋の裏に、
「良く洗い加熱調理してご利用ください」
と記載があります。
でも、字が小さいうえに白い文字なので、わかりにくいですね。

なめこは加熱してから食べたほうがよいのはわかりました。
でも、具体的にどのようにすればいいのか疑問に思いました。
次は、なめこの下ごしらえや安全な調理方法について!です。
なめこの下ごしらえや安全な調理方法について!

なめこの下ごしらえや安全な調理方法について、先程参考にさせていただいた角仲林業さんに問い合わせました。
具体的な方法や、なめこ農家さんが普段どうしているか、など詳しく教えていただきました!
とてもよくわかりましたので、紹介します。
・なめこの加熱の必要度合いについて
・お湯で茹でる場合のやり方
・電子レンジでの加熱のやり方
の順に説明します。
私は、電子レンジは加減や火の通り具合の判断が難しいと感じますので、お湯での処理方法を使っています。
なめこの加熱の必要度合いについて

Q.なめこの加熱はどこまでするべきですか?
中までしっかり加熱する必要がありますか。
それとも外側だけ加熱できればよいのでしょうか。
A.中まで加熱してください。
加熱する目的は、主に袋の中で繁殖した乳酸菌などを殺菌することです。
殺菌ができていないと、まれにお腹をこわすことがあります。
お湯で茹でる場合のやり方について

Q.「沸騰したお湯でさっと茹でる」とは、沸騰した鍋になめこを入れてから、何分くらい茹でればよいのでしょうか?
A.1~2分くらいです。
それ以上でも大丈夫ですが、なめこの色が黒っぽくなり、食感が多少落ちてくると思います。
電子レンジでの加熱のやり方について

Q.電子レンジでチンの場合は、例えば1パックの場合、何分くらいレンジにかけるのでしょうか。(500Wと600Wでも違ってくると思いますが)
A.電子レンジは難しいのですが、私はいつも自動の温め(70℃くらい)でやっています。
手動でしたら、1分ほどかけてみて様子をみて、足りなそうならもう1分かけてみるという方法です。
若干色が変わっていれば大丈夫です。
角仲林業さんの公式ホームページにも、やり方が掲載されていますので、こちらからご覧ください。
↓
角仲林業公式ホームページ
(https://www.kakunaka-chichibu.com/)
ホームページでは、下のように紹介されています。
祭なめこ1袋は100gとなっています。
上で紹介したやり方と少し違いますので、厳密な基準はないようです。
何度かやってみて、自分の基準を見つけるとよいと思います。
ボイル:沸騰したお湯に投入後30秒から1分 (なめこ100g使用)
電子レンジ:600W1分半~2分(ムラがあるので熱の通りを確認してください)(なめこ100g使用)
次は、もし生で食べたらどうなるのか?についてです。
もし生で食べたらどうなるのか?

ネット上では、加熱する必要があることを知らず、生のまま食べて体調を悪くしている方が多くいます。
どうなってしまうのでしょうか。
紹介します。
生食禁止を知らず、なめこが原因で、下痢と腹痛になった方のツイートです。
原因はわかってるのです。
幸い下痢と腹痛で収まってるのでまだいいほうかなと。しかしあれなんすね。なめこって生禁止なんすねw
— こういっち (@kotin77720) August 5, 2019
なめこに火が通ってなかったために、タチの悪い腹痛になってしまったようです。
お昼のうどんにいれたなめこに火が通ってなかったのか腹痛😭キノコ系であたるとタチ悪いな、、
— はなっち (@NOqBmbVSBTZgcjw) May 30, 2019
なめこに火を通さずに食べて、腹痛で死にかけたことがあるそうです。
蕨餅さんはなめこに火を通さずに食べて腹痛で死にかけたことがあります。 #何やってるの
— 蕨餅 (@Juventus_21) November 17, 2017
Yahoo!知恵袋で、
「なめこは生で食べれるのでしょうか?」
という質問にたいして、下痢をした方が回答しています。
加熱の作業を手抜きして、レンジでの加熱で済ませたら加熱が不十分で下痢したようです。
詳細は、Yahoo!知恵袋のこちらからご覧ください。
→なめこは生で食べれるのでしょうか?
なめこは生で食べれるのでしょうか? https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13117999118
また、なめこの食中毒の体験談を書いている個人のブログには、信憑性は不明ですがこんな内容が書いてありました。

なめこおろしの作り方をネットで調べたところ、
「さっと熱湯をかけて臭みを取り、大根おろしと和える」
と書いてあったので、そのとおりに作りました。
相方と一緒に、朝と昼に食べました。
すると、2人一緒に、夜になってとてつもなくひどい下痢になりました。

Googleで調べたら、生でも美味と書いてあったので、サラダにして食べました。
なめこにも「加熱して食べてください」とか書いてなかったので、そのまま食べました。
最初は微熱と腹痛から始まり、4日ぐらい下痢と高熱に苦しみました。
なめこの食中毒、怖いですね。
でも、生で食べたけれど大丈夫だった、という人もいます。

なめこを生で食べたことがあるし、生でも大丈夫だと思ってたそうです。お腹は強いようです。
ちなみに私もなめこ生で食べたことあるし、なんなら生でも大丈夫だと思ってた。
大根おろしと一緒に食べたから、気づかなかったのかもしれぬ…
もう10年以上前だけど、その頃からお腹強かったしなぁ。
— Lita (@Lita_mjm) January 16, 2018
下痢の症状が出るかどうかは
・体調
・食べた量
・お腹の強い、弱いの個人差
などで違ってくると思われます。
ちゃんと調べて、その通りにしたのに、お腹をこわすなんて、不幸ですね。
ネットの情報はいい加減なのでしょうか。
次は、ネット上のなめこの下ごしらえの方法がどうなっているか?についてです。
ネット上のなめこの下ごしらえの方法がどうなっているか?

なめこの下ごしらえについて、有名な人や会社がどういう方法をおすすめしているのか、気になったのでまとめました。
なめこおろしなど、和え物に使うための下ごしらえの仕方を基準に調べました。
高城順子 (料理研究家) |
なめこはざるに入れて熱湯をサッと回しかけ、水けをきる。 |
オレンジページ (雑誌) |
なめこは熱湯でさっとゆでてすぐに氷水にとり、ざるに上げる。 |
パルシステム (生協) |
なめこはほぐし、熱湯をかける。 |
レタスクラブ (雑誌) |
なめこはゆでて水洗いする。 |
ベターホーム (料理教室) |
なめこはざるに入れて軽く洗う。熱湯にさっと通して水気をきり、さます。 |

「熱湯をかける」というやり方が多いので、びっくりしました。
料理をいつもやっている人ならば、熱湯の熱さや量もどれくらいがいいのかわかるので、大丈夫なのかもしれません。
でも、やり方を検索する人は、初心者などやり方のわからない人が多いですよね。
初心者は、熱湯の熱さとか、どれくらいの量をかければよいのか、などがよくわからないので、加熱不足になりお腹をこわすのかな、と思います。
やはり、熱湯をかけるのではなく、沸騰したお湯で茹でる、の方が安心ですね。
最後に、角仲林業さんに、おすすめのなめこの味噌汁の作り方を教わりましたので、紹介します!
なめこの味噌汁の美味しい作り方

なめこの味噌汁を作る時、なめこを入れるタイミングが迷うところだと思います。
なめこの生産者さんは、次のようにやっているとのことでした。
美味しいなめこの味噌汁の作り方
1.なめこは、おが屑などを取り除くため、さっと水洗いしておく
↓
2.だし汁を沸騰させて、味噌をとく
↓
3.なめこを入れて沸騰させないように、1-2分で火を止める
味噌汁を沸騰させてしまうと、風味が落ちますので、沸騰させないまま1-2分の加熱で良いのですね。
私は、なめこを入れてから、味噌を溶いていました。
次回は、この方法でやってみます。
なめこはそのまま生食はできません。
中までしっかり加熱する必要があります。
なめこの安全な下ごしらえの仕方や調理方法は、
「沸騰した鍋になめこを入れてから、1-2分くらい茹でる」
と安心です。
お読みいただきありがとうございました。