ニット
セーター
スウェット
これらは、日常においてどれも欠かせないアイテムなので、よく考えずイメージで使っていました。
でも、ふと考えると、それぞれの定義があやふやなままで使っていることに気が付き、疑問に思いました。
今回は、ニットとセーター、スウェットの違いが何なのかや、意味と呼び方の違いを見ていきます。
ニットとセーター・スウェットの違いは?
さっそく
ニット
セーター
スウェット
の違いを解説します!
ニットとは?

ニットとは、一本の糸でループを作りながら編まれた生地のことを指します。
つまり『ニット=素材』だったのです!
ニットは素材であるため、この素材を使っているものは衣類だけでなく、帽子や手袋、
靴下なども「ニット」として総称することができます。
さらに、ニットは使われている糸の繊維によっても下のように分類されています。
〇動物性の天然繊維
羊の毛 | ウールニット |
カシミヤゴート(ヤギの産毛) | カシミヤニット |
アルパカの産毛 | アルパカニット |
〇化学繊維
木材パルプ | レーヨン |
絹に似せた合成繊維 | ナイロン |
羊の毛に似せた合成繊維 | アクリル |
この他にも色々な繊維を使ったニットが存在します。
繊維によって肌触りが良かったり、静電気が溜まりにくい…というような違いがあります。
これからのニット選びは繊維も重視してみることをオススメです^^
こちらのニットの専門サイトでは、より詳しく解説されいます↓
★ニットの特徴についてはこちら
→https://acctesse.jp/knit/knit.html
★ニットの歴史について
→https://acctesse.jp/knit/history.html
★ニットの繊維について
→https://acctesse.jp/knit/yarns.html
セーターとは?

セーターとは、先程説明した ニット(素材)から作られたトップスのことを指します。
『セーター=ニット』と間違えられがちですが、誤った認識なのでご注意を!
セーターは、ネックラインや編み方によって名称が変わります。
〇ネックラインの呼び方
1.クルーネック
2.Vネック
3.タートルネック
4.ハイネック
5.ボートネック
〇編み方の呼び方
A.ワッフル編み
B.アラン編み/ケーブル編み
C.畦(あぜ)編み
それぞれ組み合わせによっても違う印象を与えます。
繊維にもこだわれば、よりファッションを楽しむことができますね!
スウェットとは?

スウェットとは、 綿をジャージー織り(平編み)にしたニット生地のことを指します。
表面は網目が細かく、裏地はタオルのような起毛感があります。
『スウェット=ニット』と言われると驚きますが、前述にある通りニットは素材です。
ニットからできたものがスウェットになるんです!
汗の吸収と伸縮性に優れているため、よく運動着などに用いられます。
最近では寝巻としても着られているようですね。
私はスウェットの着心地がとても好きなので、寝巻にしちゃってます^^
次では、ニットとセーター・スウェットの意味や呼び方を整理してみます。
ニットとセーター・スウェットの意味や呼び方を整理すると?
ここまで
ニット
セーター
スウェット
の解説をしてきました。
最後にそれぞれの意味や呼び方を整理します!
呼び: ニット
意味:一本の糸でループを作りながら編まれた生地のこと/素材
動物性繊維と化学繊維がある
呼び: セーター
意味:ニット(素材)で作られたトップスのこと
発汗性がある/保温性がある
呼び: スウェット
意味:ニット(素材)を平編みしたトップスのこと
伸縮性がある/吸収性がある
まとめ
なんとニットは服じゃなくて、素材だったんですね~!
そしてその素材からできるのがセーターとスウェットだというのも驚きです!
『ニット=冬だけ』という認識がガラリと変わったと思います。
編み方も、紹介した以外に沢山あります。
お店によって置いてある服も違うので、網目を重点的に見て探すというのも面白いですね~
この記事を読んで、みなさんの服選びがより一層楽しくなれればと思います。